つくばで漫画描いたり育児したり

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「ヘルタースケルター」

観てきました!「ヘルタースケルター」
ヘルタースケルター

りりこが出る雑誌はバカ売れ、「今一番なりたい顔」、
恋人は御曹司、全てを手に入れた最高のスター、りりこ。
だが実は全身整形で維持のために莫大な対価を支払っていた・・・
隆盛を極めたりりこの人気に影が、そして全身に整形の後遺症が・・・

こりゃあ現代のホラーだな、という印象でした。
痛いシーンもいくつかあるし・・・

でも最初の雑誌の写真撮影の応酬は本当に美しくて感動!
沢尻エリカの演技がすごく良かったです。超きれい~!ウットリ・・・
自然な低めのトーンの声が飾らないのにすごくセクシー。
他の人もみんな良かった~

脚本もオチも構成もウーン?でしたが、
とにかく色使いがきれい。カメラワークや演出も素敵でした。
挿入歌の「蛹化の女」がとても良かったので、
エンディングも「好き好き大好き」で良かったのにな~
エンドロールのバックが隆盛を極めたりりこのイメージビデオだったら
もっといい後味だったのにな~

マネージャーに「次失敗したら死んでよ、こっちは命かけてるんだから」
って言ってるのに、ちょっと共感・・・
芸や能は血反吐が出そうな努力と自分の切り売りでやっと成り立つという、
サッパリ楽ではない稼業なのです。
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「サラの鍵」

映画観てきました!
サラの鍵
「サラの鍵」


大戦中のパリ。突然警察に球戯場に放り込まれたサラと家族。
サラは弟を納戸に閉じ込め、「絶対に出てきてはダメ、迎えに来るから」鍵をかけた。

現代のパリ。マレ地区の夫の家族の思い出の家に引越を考えているジュリアと家族。
ジュリアは仕事で大戦中のパリでのユダヤ人一斉検挙について調べているうちに、
引越予定の家との因果関係に気付き始める。
そのうちに妊娠が発覚、45歳のジュリアは堕胎を勧められるが・・・

それぞれ「どうなっちゃうんだろう」というハラハラがあって、
さらにサラの人生とジュリアの人生が交錯していく様が実に見事!
こういう「一見関係なさそうなエピソードふたつが絡んでいく」って形のストーリー、
映画の中では定番といえば定番だけど、すごく好きです。

エピソードがつながった後も、ジュリアによって暴かれてしまった真実が
それぞれの家族にどんな影響を及ぼすのか・・・
希望を残す、未来に託す形のラストも胸に響きます。

みんな心に傷を負っていた。それを隠していた。
でも結局は、分かち合うことで乗り越えていきます。
秘密はその人の精神をむしばむし、
隠された人は自分を信じてもらえなかったことが悲しい。

大人になるとあまり余計なことは言わないほうがいいって、皆学ぶと思うし、
言わないほうがいいこともたくさんあると思うけど、
真実を分け合うことでお互いに楽になることもあるんだなって思いました。

「キッズ・オールライト」

ひっさびさに映画観ました!

「キッズ・オールライト」
キッズ・オールライト


大学進学を控えた娘、15歳の弟、その二人の母二人(!)はレズビアン(!!)
弟の希望で、母二人に内緒で精子提供者の男と会う子供たち。
男はおおらかで人がよく、母二人も含めて皆だんだん惹かれていくが、
次第に今までの4人の「家族」の姿にほころびが・・・

「家族」って、愛情のつながりなんだなぁと強く思う作品でした。

ネタバレになるけど、この家族の大黒柱であるニックが、
最後のほうで「家族が欲しいなら自分で築きなさい!」と
男にピシャリとつきつける姿に、
ニックのがんばってきた姿や自分の家族への誇りが感じられて、
同じ働く女性として、じーんと来るものがありました。

ラストの一連のシーン、何気ないエピソードだけど、これこそ家族の姿なんだな、と、
それまで崩れそうになっていた家族像もあいまって、じわりと涙が…
普通じゃない家族だけど、その中に流れる感情や愛情はいたって普通で、普遍的。

愛情や相手を思い遣る気持ちさえあれば、
どんなことも許せるし乗り越えられるんじゃないかな、
なんて考えてしまう、あたたかい映画でした。

アメリカ郊外の少し野暮ったい風景もまた良い!
映画の風景を観るのが好きです。トリップ気分。

「借りぐらしのアリエッティ」

「借りぐらしのアリエッティ」
借りぐらしのアリエッティ


あまりおもしろくないという感想も多いみたいですが…
私は翔くんが読んでいたのが「秘密の花園」だったので、
コリンのことを思い出して泣きました。
でも、それが本来の楽しみ方ではないのかも?

子供の頃に、自分がすごく縮んだら~っていう妄想は
きっと誰でもしてるんじゃないかな。
それが細かく映像化されてるのでとてもドキドキしました!

「善き人のためのソナタ」

改めてDVDで観た映画。
「善き人のためのソナタ」
善き人のためのソナタ


東ドイツの国家保安局(シュタージ)は徹底した社会主義体制を守るため、
国民の全てを把握し、危険人物の家の盗聴なんて日常茶飯事で、
40時間を越える尋問、家族を引き合いにだしての圧力…

そんなどっぷり社会主義に染まったシュタージの一員のおっさんが、
ある芸術家を監視していくお話なのですが、
そのおっさんがみるみるほだされていくのが目に見えてw

ただ厳しく冷徹でロボットのようだったおっさんが、
だんだん目に輝きをたたえ、自分の意思で動き、
表情こそ変わらないのに、どんどんチャーミングに見えてくるから不思議!

もちろん、おっさんもほだされて一緒に社会主義をつぶそう~♪
なんて、軽い話ではありません。

すごく、切ない。現実はつらい。

でも、救いのあるラストが待っています。
ラストシーンの一言が素晴らしく、思わず泣き崩れました。


内容を忘れた頃に改めて観て、やっぱり名作だと思いました。
社会主義小説や映画は好きです。人間の尊厳を踏みにじりまくりなので。
この映画でもそう、まったく、下衆です。

でもこれもまた、泣くような映画ではなく、
ヨーロッパ映画らしい「それわざと泣かさないようにしてない?」的な、
淡々とした演出で進んでいく映画です。

でもそういうほうが本当に胸に刺さるんですよね~…
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