つくばで漫画描いたり育児したり

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「月に囚われた男」

ひさびさに映画のお話~

「月に囚われた男」
月に囚われた男


SF好きなくせに映画はあまり見てないのですが、
この映画を見終わったときの感想は…

完璧

ネタバレになるので内容は書きませんが、
とにかく、何かわからないけど、完璧、だと思いました。

何か起こるぞ、起こるぞ、という言い知れぬハラハラした恐怖感、
実際「何か」起こるのですが、いったいどういうこと、というハラハラ、
トリックはわかっても、わかったところで「じゃあどうする」という問題。

終始ハラハラしてて、とても90分もあったとは思えない内容でした。
ハラハラの質も、単なるホラーやアクションではない、
もっと人間的で、かと思えば本能を脅かす、知識欲をかきたてる、
そんなハラハラです。

私がSFに求めるのは、単なる未来的設定ではなくて、
SF的社会で浮き彫りになる人間のあり方、哲学、尊厳、
といったテーマなのですが、

(たとえば「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」では、
 どこまでが人間でどこからアンドロイド?という問題が提示されてるような)

この作品では、人間の尊厳を深くえぐり出しています。
そういう点が、完璧だと思ったのかも。

泣ける内容ではないです。でも、観終わった後泣いていました。

これが低予算のインディーズ映画っていうんだから、ますます驚き!
アイデア勝負でここまで描き出せるなんて!超良作!

真琴先生

私の一番憧れで大好きでお慕いしている絵描きさん、
高橋真琴先生の銀座での個展に毎年おじゃましています。

毎年1冊ずつご本を持っていって、サインをしていただいて、
いろいろお話をさせていただいて…!

一方的に「今年は何を報告しよう…」なんて考えながら…
今年は連載をいただいているので、そんなお話をさせていただいて。
先生に「がんばれよ!」って言っていただけて、もう大感激!!

毎年真琴先生の個展で初心に返って、
自分の選んだ道が間違ってないか確認しています。
先生の志を聞いて、自分を振り返っています。

そしてなんと今年は!
真琴先生の原画をついに購入~~~!!!わあああ!!
ちっちゃいけど原画です!しかもバラの絵です!!

ずっとずっとほしくて…!毎年はがゆくて…!
今年は連載してるから、買うことができました。
もーほんとに、支えてくれてる皆さんのおかげです…!
幸せいっぱい胸いっぱいでその日一日ずっとぼーっとしてました。笑

私は今年も間違ってない。自分の誇れる方向に進んでいると思います。
来年はきっと、もっともっと良い報告ができるはず。

個展は6月5日(土)までで、
その後、八王子市夢美術館で展覧会が開催されるそうです。
佐倉の真琴画廊にも一度行ってみたいなぁ…

「レスラー」

レスラー
レスラー


80年代の「伝説のレスラー・ランディ」…今も現役レスラーで、
リングには「伝説」を求めるたくさんのファンがいて…
でも現実では身体は衰え、娘ともうまくいかず…

いろいろ観た中でも飛びぬけてかっこよくて、悲しくて、あたたかくて、
本当に素晴らしい映画でした!

いかにも盛り上げての感動シーン!というのではなく、
映画全体から伝わる「男の生き様」そのものに感動して、
主題歌も良くて、終わった後も涙がなかなか止まりませんでした。

いろいろ賞をすでにもらってるみたいですが、
まさに映画史に残したい映画だと思いました。

見た目は地味だし、プロレス~?って方も多いと思うけど、
だまされたと思って最後まで観ていただきたい映画です。

というか、結局最後まで観ちゃうと思う…気になっちゃって。
早く終わってほしいような、もっと観ていたいような、
不思議な感覚でした。


それにしてももう…「場末のレスラー」ってだけで悲しいっていうか…
「ハッスル」見に行ったときもそういう感じ、あったもんなぁ。
レスラーも観客もみんなそれをわかっててあえて、って雰囲気で…

でもファンを楽しませたいっていう誠実な気持ちは
いつだってかっこいいし、時代を超えるものがあると思う。

ハプスブルク展

ハプスブルク展行ってきました。

ハプスブルク

べ…ベラスケスさいこーっ!!

何が違うって、ベラスケスの描く絵はまるで、
額縁という”窓”をこえた場所にその人がいるような感覚になるということ。

上の4枚の左端のはマリア・テレジアで、この絵もとても素敵なのですが、
ツンとお高いアイドルのブロマイドって雰囲気なんですよね。

ベラスケス(真ん中2枚)はもっと親しみやすいというか、そこにいそうな感じ。
キャー!と熱狂するより、愛したくなっちゃう感じ。

背景の視点のせいかもしれないけど、気がついたのは、
他の作者の絵は顔も衣装も同じくらい気合入れて描いてあるのに、
ベラスケスの絵は顔周り以外がかなりいいかげんということ。

でも人間の見え方ってたぶんそんなもんで、だから顔に目が集中して、
愛らしく思う気持ちが増すのかも…
などといろいろ比較して考えたのでした。

「ハプスブルク家ご自慢のコレクション」を見に行く展示会ですが、
ベラスケスのマルガリータ王女の絵だけで見る価値あり!です。
その絵を見てラヴェルが作った曲が、
私も大好きな「亡き王女のためのパヴァーヌ」だそうです。
こんな曲作っちゃう気持ち、なんだかわかる気がする~

カイジ 人生逆転ゲーム

カイジ 人生逆転ゲーム
カイジ

私は漫画は途中まで、アニメは全部見たので内容を知っているのですが…
もうね、ずーっと寒かったです。手足の先が冷たくなっちゃって。
背中や腕がすーっとしたり、変な汗出たり…
ほんとにヒリヒリざわざわしまくりました!

原作のおいしいところを見事にギュっとまとめていて、
演出や展開も見事。最後までヒリヒリしました。

しかしやっぱり特筆すべきは役者さんだと思います!
藤原竜也さんってカッコイイ系かと漠然と思ってましたが、
ほんっとに役者!すごかったです!鬼気迫る演技で。
ダメなときはほんと~にダメダメだし。すごい。

人間のダメなところ、悪意、動揺、こういうマイナスな面を
絶妙に演じることで(私の中で)定評のある香川照之さんも、
相変わらず最高でした。素晴らしい配役です。

遠藤が女性なのはどうなの…?と思ってましたが、
絶妙なユーモラスさがプラスされて、これはこれで素晴らしい。

とにかく文句ナシ!熱い魂が伝わってくるような映画でした!

そして終わったあとはフラフラヨロヨロ…深いためいき…
ビールを飲んで「悪魔的にうめぇ~ッ」と言いたい衝動にかられつつ、
友人と「ちゃんと地道に働こうね…」と語り合って帰路についたのでした・・・
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